伝統建造物群保存地区にある築120年の町家
町家とは町中の通りに面して建てられた建造物であり、外観からは想像できない異空間かもしれません。
礎石建築で造られた築120年の古い家屋は、職住一体という形をとり代々住みながら受け継いでおります。
また町家特有の《ウナギの寝床》と呼ばれる造りは、間口は狭く表玄関から驚くほど長く奥へと続きます。
通り土間を過ぎれば小さな坪庭と奥棟（昭和に建てられた鉄骨倉庫兼住居）へと繋がる興味深い構造となっております。この奥棟にて2024年秋頃にはアットホームな女性専用ゲストハウスを開業予定でございます。
《明治の町家で麗しの茉莉花茶～心落ち着く体験》
明治の町家あれこれ〜古くからの日本の伝統習慣《盂蘭盆のしつらい》の紹介
八月の盂蘭盆会では戒律を守った食事を作り小さな霊供膳に盛り付け、茄子の牛・胡瓜の馬と共に先祖に供えます。
この小さな霊供膳には肉・魚以外に五葷（にら・らっきょう・にんにく・ねぎ・のびる）を使わず調理されたものが供され、お斎料理や精進落としと同じ形態であり、古くから受け継がれる和食の一つでもあります。
ユネスコ無形文化遺産では【和食】が年中行事と密接な関わりを持っていることが評価されましたが、このように盂蘭盆会という伝統習慣と結びついている料理はその一つと言えるのではないでしょうか。
【八十椀で食事体験】では、料理を媒体にしながら伝統的な八十椀の説明からお椀や箸の扱い方など、海外の方にもご紹介できる日本の暮らしの文化を体験していただくことができます。
